魔法少女育成計画 restart 第1話・第2話の感想|「安全安心なゲーム」は、たった2話で崩れました

未分類
【ネタバレ注意】
この記事は、第1話・第2話の内容に触れています。
まだ見ていない方は、ご注意ください。
この記事は、第1話と第2話をまとめた感想です。
2016年のアニメから続く新作が、ついに始まりましたね。

魔法少女たちの日常から始まった物語は、
第2話のラストで、一気に表情を変えます。

魔法少女育成計画 restart 第1話のあらすじ

夜の街で酔っ払いを介抱するマジカルデイジーと、
好きな男の子にお弁当を渡せて大喜びするペチカ。

そんな日常の中、端末に「魔法少女育成計画」の文字が浮かび、
2人は荒野のような仮想空間へ転送されてしまいます。

スケルトンに襲われたペチカを救ったのは、
刀を持った魔法少女・アカネ。

けれどアカネは「またやらされるのか」と怯え、
「音楽家ではないな」と言い残して去っていきます。

一方、デイジーはのっこちゃんを助け、
夢ノ島ジェノサイ子、@娘々とも出会います。

プフレはこの空間を仮想のゲームだと見抜き、
シャドウゲールと弱者を装う罠を張っていました。

ラストは、戦いを見つめるスノーホワイト。
「殺し合いをさせる魔法少女なんて論外」と語られます。

第1話の印象に残ったシーン

等身大の暮らしが丁寧に描かれていたぶん、
前触れなく転送される瞬間の落差が際立っていました。

アカネは、スケルトンを一瞬で斬り倒すほど強いのに、
「あれは嫌だ」と震えるんです。

ペチカの顔を間近で見つめて去る姿には、
ただの魔物退治ではない緊張感がありました。

そして、冒頭で優しく微笑んでいたスノーホワイトが、
ラストでは激しい戦いを冷静に見据えています。

この対比に、前作を経た彼女の覚悟がにじんでいました。

魔法少女育成計画 restart 第2話のあらすじ

ファルは、ここは魔法で作られた訓練用のゲームで、
ゲームオーバーでも現実の体は無傷だと説明します。

優勝チームには、現実で100億円。
魔法少女たちは、最大4人のパーティーを組みます。

ペチカはリオネッタたちのパーティーに入りますが、
戦えず、キャンディは「0」のまま落ち込みます。

デイジー、のっこちゃん、ジェノサイ子は、
ガチャで地図を当て、草原エリアへ進みます。

ところが、デイジービームを放った直後、
デイジーは地面から現れたモンスターに胸を貫かれます。

消えずに残った体を、みんなは岩の墓標で弔います。

ラストでは、黒幕の少女がスノーホワイトを称えながら、
「リスタートさせるんだ」と宣言します。

第2話の印象に残ったシーン

「戦うの楽しいじゃん」と笑った直後に、
死角からの一撃で倒れるデイジー。

ファルの「安全安心」という言葉が崩れ、
作品の空気が一気に変わった転換点でした。

ペチカがキャンディ「0」と告げられる場面も、
リオネッタの態度とクランテイルの提案のあいだで、
「もう消えちゃいたい」と追い詰められていくんです。

第1話の喜ぶ姿を思うと、なおさら胸に刺さりますね。

ラストの黒幕は、平穏に過ごす魔法少女たちを認めず、
試練を与えるためにゲームを仕掛けたと語ります。
主催者側の歪んだ考えが、はっきり見えた場面でした。

キャストの演技について

ペチカ役の井上ほの花さんは、
第1話の照れや弾むような声が可愛らしく、
そのぶん荒野での悲鳴が生々しく響きました。

第2話では、キャンディ「0」と告げられたときの
気まずさを、消え入りそうな声で表現しています。

マジカルデイジー役の内田真礼さんは、
第1話の決め台詞と、ぼやく気だるさの演じ分けが自然。

第2話では、明るいトーンから苦しげな声への落差が、
そのまま悲劇性につながっていました。

のっこちゃん役の澤田姫さんは、
第1話の目を輝かせる純粋さと、
第2話の泣き崩れる姿の対比が印象的です。

第1話のアカネ役・小清水亜美さんは、
「音楽家ではないな」の一言に執念をにじませ、
第2話の黒幕の少女は、陶酔と冷たさの対比が際立ちます。

作画・演出について

第1話は、温かみのある現実パートと、
彩度を抑えた荒野の色の違いが効いていました。

ポップなゲーム風の表示が、
かえって理不尽さを際立たせているんです。

第2話は、青空の草原に飛び散る鮮血の対比と、
夕陽の逆光で描かれる墓標のロングショット。

黒幕のいる無機質なモニター室とあわせて、
色と空間で空気の変化を見せる2話でした。

小町の感想

「え、嘘でしょ……?」と、思わず声が漏れて、
画面を二度見してしまいました。

1話で描かれていた、
ちょっとくたびれた日常のリアルさが本当に良かったんです。

酔っ払いを介抱して、
「現実生活削ってこその正義のヒーローなんて…」
とぼやくデイジーの人間くささ。

好きな男の子に手作り弁当を渡して、
ベッドの上で足をバタバタさせて喜ぶペチカの初々しさ。

そういう「等身大の女の子たち」の姿に
すっかり愛着が湧いて、感情移入していたところに、
あの無機質な強制転送です。

2話に入って、ファルが調子のいい声で
「現実のあなたはノーダメージ!
安全安心なシミュレーターですポン!」なんて言うから、

「ああ、今回はポイントを奪い合う
電脳ゲーム系でいくのかな?」と、
完全に油断させられていました。

だからこそ、ラストの急転直下には
背筋が凍りつきました。

「戦うの楽しいじゃん!」と笑顔を見せていたデイジーが、
次の瞬間には背後から胸を貫かれ、
吐血して崩れ落ちる。

あの呆気なさと残酷さには、言葉を失いました。

夕暮れの中、消えることもなく横たわるアバターの遺体と、
泣き叫ぶのっこちゃんの姿。

「ノーダメージ」なんて真っ赤な嘘で、
結局またあの地獄のような殺し合いが
始まってしまったんだと突きつけられ、

鳥肌が止まりませんでした。

さらにゾッとしたのが、
ラストに出てきた白衣の黒幕です。

前作で命を削って生き残り、
誰よりも殺し合いを憎んで
「悪の魔法少女狩り」になったはずのスノーホワイト。

その彼女を、
「強く優しい完璧な正義の魔法少女」として、
狂信的に崇拝しているだなんて。

平和に暮らす他の子たちが生ぬるいからと、
本物の魔法少女を選別するために、
再び育成計画をリスタートさせるという理屈。

身勝手すぎて、あまりにも恐ろしいです。

スノーホワイトの歩んできた苦痛の道そのものが、
次の惨劇の引き金にされているなんて、
こんなに救いのない話があるでしょうか。

次回への期待

頼れる先輩だったデイジーを、いきなり失った
のっこちゃんたちは、どうなってしまうのか。

そして、戦闘力ゼロのまま
パーティー内で居場所を失いかけているペチカは、
この理不尽な悪意の中で生き残ることができるのか……。

次回予告の「美味しい料理でみんな幸せ」という
無邪気なサブタイトルが、
もはや不穏なフラグにしか見えません。

早く3話が見たくてたまりません。

次回の放送は・・・10月19日(月)・深夜2:00〜
見逃し配信は・・・
U-NEXT 10月19日から~
TVer 10月22日から~

コメント

タイトルとURLをコピーしました