どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。第1話・第2話感想|嘘をつけない魔女の片思いが、切なくて愛おしい

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【ネタバレ注意】
この記事は、第1話・第2話の内容に触れています。
まだ見ていない方は、ご注意ください。
今回は、第1話と第2話をまとめた感想記事です。
2話分の内容に、たっぷり触れていきますね。

惚れ薬の依頼から始まる、魔女ロゼの片思い。
2話を見終えて、すっかりこの二人から目が離せなくなりました。

どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。 第1話のあらすじ

森の奥、湖の小島にある庵で、
一人で暮らす魔女のロゼ。
4年前に祖母を亡くし、薬を作って暮らしています。

ある日、庵を訪れたのは、
ロゼが密かに想いを寄せていた騎士、ハリージュでした。
ところが、彼の依頼は「惚れ薬を作ってほしい」というもの。

嘘をつけない魔女のロゼは、
「作れない」とは言えずに依頼を引き受けてしまいます。
こうして、ロゼは惚れ薬によって失恋したんです。

それでも、少しでも長く彼と関わっていたくて、
ロゼは調合の素材を、あえて1つずつ頼んでいました。

過酷な素材を集めさせられ続けたハリージュは、
「どうして一度にまとめて言えない!」と声を荒らげます。
でも、すぐに「大声を出して悪かった」と謝るんですね。

王宮では、一晩中キリギリスを追いかけた話を、
同僚に楽しそうに語るハリージュの姿も描かれました。

庵には、馴染みの商人ティエンも訪れます。
ロゼの作った普段使いの薬を検品しながら、
その腕を褒めてくれる存在です。

後半では、4年前の出来事が明かされます。
祖母を亡くしてすぐ、一人で王都に出たロゼは、
酒場で魔女の死を喜ぶ男たちの声を聞いてしまいました。

そこに割って入ったのが、青いマントの若い騎士、
ハリージュです。
「魔女も人には違いない」と男たちを一喝した彼に、
ロゼはその日、一目惚れをしたんです。

現在の庵で、ロゼは自分にさえ嘘をつけない胸の内を抱え、
想いを口にしないと決めるのでした。

第1話の印象に残ったシーン

まずは、ロゼが失恋する瞬間です。
憧れの人が目の前に現れた喜びから一転、
「惚れ薬を作ってほしい」と告げられる落差が強烈でした。

振り向いてもらうことすら望めない立場だからこそ、
素材を小出しにして、少しでも長く関わろうとする。
その不器用な健気さが、胸に迫ります。

次は、4年前の酒場のシーンです。
祖母を亡くして孤独だったロゼが、
町の人たちの悪意に打ちのめされていたときでした。

通りすがりのハリージュが言い放った、
「魔女も人には違いない」という言葉。
彼には何気ない正義感からの一言でも、
ロゼにとっては一生忘れられない救いだったんですね。

そしてラストの、湖に飛び込むロゼです。
香水が服についただけで「もし彼が来たら」と慌て、
衝動的に湖へ飛び込んでしまいます。

普段の淡々とした魔女の顔が剥がれて、
ただの恋する女の子になってしまうギャップ。
愛らしいのに、どこか切ない場面でした。

どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。 第2話のあらすじ

ティエンが庵を訪れた日、ロゼは珍しく、
新しいローブが欲しいと切り出します。
大喜びしたティエンは、翌日たくさんの生地を持ち込みました。

ロゼはふと、紺碧色の布に目を留めますが、
慌てて拒み、湖に映る森の色の生地を選びます。

そこへ、ハリージュが素材を届けにやってきます。
散らかった部屋に苦言を呈した彼は、
机の上の干からびたレタスを見つけてしまうんです。

ロゼが普段レタスばかり食べていると知ったハリージュは、
思わず彼女の手首を掴み、本気で心配します。

ハリージュが帰ったあと、ロゼは湖で水浴びをします。
ところが、そこへ予定より早く彼が再び現れました。
無防備な姿を見られたロゼは、大パニックです。

動揺のあまり、名乗られていないはずの、
彼の名前を口にしてしまいます。
問い詰められたロゼは、「4年前」と答えてしまいました。

さらに「魔女は嘘をつけない」という秘密まで明かし、
片思いまで知られることを恐れたロゼは、
棚の毒薬に手を伸ばします。

その瞬間、ハリージュがロゼの手首を掴んで止めたんです。
彼は秘密を暴いてしまったことを詫び、
決して他言しないと騎士として誓いました。

彼が早く来た理由は、食事をろくにとっていないロゼに、
差し入れを届けるためでした。

二人は向かい合い、リンゴバターを塗ったパンを食べます。
甘い香りに包まれながら、ロゼは、
この想いは口にしないと、心の中で噛み締めるのでした。

第2話の印象に残ったシーン

まずは、紺碧の布に手を伸ばしかけるロゼです。
ハリージュのマントと同じ色の布に見惚れながら、
「マントに包まれているような夢を見てしまうから」と、
慌てて拒むんです。

叶わない恋だと分かっているからこそ、
形だけでも縋りたくなる本音と、それを止める理性。
そのせめぎ合いが、繊細に描かれていました。

次は、毒薬に手を伸ばすロゼと、それを止めるハリージュです。
「恋心まで暴かれる」と思い詰めたロゼの切迫感が、
見ていて苦しくなるほどでした。

ラブコメディのトーンから、
一瞬で張り詰めた空気に変わる流れも印象的です。
すぐに腕を掴んで止めるハリージュの俊敏さが際立っていました。

そして、小言を言いながらパンを分けるハリージュです。
「まずテーブルを片付けろ」と細かく注意しつつ、
リンゴ好きなロゼのために、自らバターを塗って手渡すんです。

不器用ながら、相手を真っ直ぐ気遣う。
ハリージュの魅力が、この場面にぎゅっと詰まっていますね。

キャストの演技について

ロゼ役の小松未可子さんは、
第1話で、他人と接するときの抑えた「魔女らしい」声と、
モノローグの揺れ動く乙女心を見事に使い分けていました。

「顔がいいから」と口走ってしまう、
間の抜けたニュアンスも魅力的なんです。

第2話では、ティエンへの気安い受け答えから、
水浴びを見られたときのコミカルな絶叫まで、
感情の振れ幅がとても豊かでした。

特に、秘密を暴かれそうになって追い詰められる場面の、
息遣いと声の震えは真に迫っていました。
ロゼの劣等感の深さが、痛いほど伝わってきます。

ハリージュ役の阿座上洋平さんは、
第1話で、近衛騎士らしい硬質な声を聞かせながら、
本気で怒ったり、すぐに謝ったりする人の良さを、
自然ににじませていました。

虫捕りを少年のように語る場面も、ほほえましいんですよね。

第2話では、小言を言う硬いトーンと、
「すまなかった」と詫びる低く温かい声の対比が素晴らしかったです。

「間に合ってよかった」という一言には、
ただの依頼人を超えた誠実さがにじんでいました。

ティエン役の下野紘さんは、
第1話で、人懐っこい商人の口調の中に、
ロゼを長年見守ってきた温かみを感じさせてくれました。

第2話では、ローブの生地を捲し立てるように勧める、
ハイテンションな演技が小気味よかったです。
家族同然の保護者としての一面も、声の明るさから伝わってきます。

作画・演出について

第1話では、光と色彩の対比が印象的でした。
湖の小島は、薄暗い室内や夜の静けさなど、
落ち着いたトーンで描かれています。

一方、回想でハリージュが登場する場面は、
光が強く差し込み、鮮やかな色彩で演出されていました。
ロゼにとって彼が「眩しい存在」であることが、
目に見える形で伝わってくるんです。

第2話では、水浴びシーンの透明感が見事でした。
木漏れ日が揺れる湖と、水中に漂うロゼのピンク色の髪。
その直後のショックとの対比も鮮烈です。

リンゴバターのパンを食べる場面は、
暖色系の柔らかな光に包まれていました。
張り詰めた緊張のあとのささやかな幸福感が、
映像全体から伝わってきます。

また、2話を通して、デフォルメのSD作画が要所に挟まれています。
第1話ではティエンに「おじさん」と言い返す場面、
第2話ではハリージュに手首を掴まれて悶絶する場面などです。

切ない片思いの物語が重くなりすぎず、
テンポよく見られる工夫になっていますね。

小町の感想

画面の前で思わず「わかる、わかるよロゼ……!」と身悶えして、
そのあと胸がぎゅーっと苦しくなってしまいました。

子どもの頃からずっとアニメを見続けてきた私ですが、
大人になった今だからこそ、
ロゼの抱える「諦め」と「小さな幸せへの縋りつき方」が、
痛いほど心に刺さります。

1話で明かされた4年前の出会い。
家族を亡くして一人ぼっちになって、
周囲から心ない悪口を言われて立ちすくんでいた時、
颯爽と現れて「魔女も人には違いない」と庇ってくれたハリージュ。

あんなの、誰だって一目惚れするに決まっています。
「惚れてまうやろ!」と心の中で突っ込んだ小町でした(笑)

でもロゼは、「自分は日陰者の魔女で、
彼は眩しすぎるエリート騎士」だとちゃんと弁えていて、
決して手の届かない恋だと、
胸の奥にそっと宝物のようにしまっていたんですよね。

恋に浮かれるだけじゃなく、
自分の立場を痛いほど分かっている現実的な引き際……
この感覚、大人の女性ならすごく共感できるんじゃないでしょうか。

それなのに、その憧れの人が突然目の前にやってきて、
よりによって「惚れ薬を作ってほしい」なんて頼んでくる残酷さ!

一瞬でも「私に会いに来てくれたの?」と期待した心が、
一瞬で粉々に砕け散るあの感覚。
想像するだけで胃のあたりがキリキリします。

普通ならショックで顔も見たくなくなりそうなものなのに、
「魔女は嘘をつけない」から依頼を断れず、
少しでも長く彼と顔を合わせたくて、
無理難題な素材を小出しにして時間を稼ぐロゼが、
本当にいじらしくて切ないんです。

「みっともない」「無駄なあがき」と頭では分かっていても、
好きな人と繋がっていたい。
その不器用な乙女心に、もう全力で肩入れしたくなっちゃいます。

そして2話の、感情を揺さぶられまくる展開!

ティエンが持ってきてくれた布地の中で、
ハリージュのマントと同じ色の生地にふと手を伸ばしかけて、
「これで作ったら彼のマントに包まれているような夢を見てしまうから」
と慌てて引っ込めるシーン。

期待して裏切られるのが怖いから、
最初から夢なんて見ないように自衛してしまうロゼの心の壁が、
あまりにも切実で胸を突かれました。

そこからの水浴び直後の大パニックと、自暴自棄の服毒未遂です。

うっかりハリージュの名前を呼んでしまい、
「どうして知っている?」と問い詰められた瞬間、
嘘がつけない体質ゆえに
「このままだと、浅ましい魔女が高潔な彼に
片思いしていることまで暴かれてしまう」と思い詰めて、
咄嗟に毒薬を煽ろうとするロゼ。

「自分の惨めな恋心を知られるくらいなら死んだ方がマシ」
っていう極端な羞恥と絶望感、
見ていて本当に息が詰まりそうでした。

でも、その狂おしい衝動を力ずくで止めてくれたハリージュが、
本当にズルいほど素敵な大人なんですよね。

薬の正体も事情も知らないのに、
「追い詰められた人の目だったから」と異変を見逃さず、
秘密を暴こうとした自分を恥じて、
「決して他言しない」と騎士として誓ってくれる。

しかも、彼が予定より早く庵に来た理由が、
「ロゼがレタスばかり食べて痩せ細っていたのを心配して、
パンを食べさせるため」だったなんて……!

ぶっきらぼうにテーブルの散らかりに小言を言いながら、
リンゴ好きなロゼのために、
パンにリンゴバターを塗って手渡してくれる姿に、
完全にノックアウトされました。

不器用だけど、どこまでも誠実で優しい。
4年前にロゼが恋に落ちたあの時の彼そのままなんです。

甘いリンゴの香りに包まれて、
二人で並んでパンを食べる時間。
張り詰めていた空気がふっと温かくなるラストシーンは、
日々の家事や仕事でささくれ立った私の心まで、
じんわり癒やしてくれるようでした。

次回への期待

次回は、第3話「湖の魔女の薬」です。

夢のような奇跡を目の前で噛み締めながらも、
「好きと伝えたいけれど、自分が自分を許さないから言わない」
と心に決めるロゼ。

嘘がつけない魔女と、真っ直ぐすぎる堅物騎士。
お互いに不器用すぎる二人の距離が、
これからどう動いていくのでしょうか。

もう次回が気になって、今からソワソワしています。

次回の放送は・・・10月19日(月)・21:30〜
見逃し配信は・・・
dアニメストア・U-NEXT・アニメ放題 10月19日から~
TVer 10月24日から~

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